雨降橋

香西薰( 香西かおり ) 雨降橋歌詞
1.雨降橋

作詞:里村龍一
作曲:聖川湧

あなた遠くへ 行きそうで
急ぎ足して 影を踏む
なれるでしょうか なれないですか
すべて捨てたら 倖せに
涙はらはら 雨降り橋よ
追えば凍てつく 夢ばかり

羽を濡らして あなたから
飛んで行けずに いる私
風に舞い散る 花びらさえも
枝に命を からませる
未練ほろほろ 雨降り橋の
川に運命を 問うばかり

止める術さえ ない指で
落ちる涙を ふいてます
あなたどれだけ 覚えてますか
十年たったら この恋を
命ゆらゆら 雨降り橋は
逢瀬かさねた 別れ橋


2.ヨコスカ異邦人

作詞:ちあき哲也
作曲:佐瀬寿一

幸せになんか なれなくても
構わなかったわ ふられるくらいなら…
酒は夢見る道具だと 言ったあたしが酒に泣く
あなたどうして あなたどうして
あぁ あぁ 霧笛も吠えて…ヨコスカ異邦人(エトランゼ)

「いい人よ」むきに かばってみた
そうだよ あたしに 見る目がなかったの…
切れた親指(オトコ)にしがみつく 女なんかになれないわ
あなた口惜(くや)しい あなた口惜しい
あぁ あぁ 口紅(ルージュ)もひとり…ヨコスカ異邦人(エトランゼ)

身の上もみんな でまかせなら
こんなに 芯まで 許しはしなかった…
明日はいいことありそうな 何もいいことなさそうな
夜がながいわ 夜がながいわ
あぁ あぁ かもめの情事(こい)ね…ヨコスカ異邦人(エトランゼ)


3.なみだ発なみだ行き

作詞:松本礼児
作曲:幸耕平

窓を打つ雨の雫が こころを濡らして
もう二度と帰らない あなた恋しい
悲しみと約束だけを 残したままで
傷ついた迷い鳥 忘れないで下さい

ためらいながら愛して
小さな夢を紡いでた

※泣きながら愛されて
泣きながら抱かれたの
なみだ発なみだ行き
おんなひとり 面影の夜汽車※

唇とこの指先で あなたを感じた
目を閉じて想い出を たぐり寄せるの
折れる程抱きしめられて あなたの中で
ゆらゆらと流された 熱い胸が恋しい

苦しみながら愛して
やさしい瞳みつめてた

(※くり返し×2)


4.恋はジャボン玉


5.どうぞヨコハマ

作詞:ちあき哲也
作曲:佐瀬寿一

約束はしないけど あの人は来なかった
またほろ酔い本牧を ひとり帰るのね…
女が悪い 男が悪い
そうなの いつでも 男が悪い
グラスを壁に ぶつけるように
昨日が割れるなら どうぞ
ほれた 罰さ
ヨコハマが 嗤(わら)ってる

「この次はホテルより 俺の部屋つれて行く」
軽はずみなひとことで 片恋(こい)も始まるわ…
女の心 男の心
ふたつの 心を とり換(か)えたくて
あたしがどんな 思いでいるか
教えてあげたいの どうぞ
好きよ 嫌い
ヨコハマも 迷ってる

(からかわないで) はっきりさせて
夢見て いられる 年でもないわ
お酒のつれが 残り火だけじゃ
あたしが可哀想 どうぞ
女 男
ヨコハマは 傷だらけ


6.すき

作詞:香西かおり
作曲:玉置浩二

見慣れた街角にも 季節はめぐるのに
心は今もあの時もまま 身動き出来ないのよ
逢いたい気持ちだけで かけだしたけれど
言い出せなくて おさえた想い伝えたいのあなたに
いつでもそばにいて あなたを感じたいの
こんなにもこんなにも切なくて恋しくて すき

留守番電話の声 くり返し聞きながら
あなたの笑顔思いうかべて やさしい気持ちになる
うまく言えないけれど 信じているのよ
はにかむ瞳そして唇 好きなのすべてが
遠く離れていても 見つめている事を
感じてくれるなら いつの日か抱きしめて

いつまでもそばにいて あなたを感じたいの
こんなにもこんなにも切なくて恋しくて すき


7.螢の海

作詞:里村龍一
作曲:聖川湧

恋の蛍か 漁り火は
闇夜の海を 点します
ひとつふたつと 数えれば
七つ涙が あふれます

あなた迎えに 来てくれますか
旅の寒さに 知りました
愛の重さと 深い傷
窓をふるわす 海鳴りに
捨てた未練が 舞い戻る

明日を探して 沖をみて
何も出来ずに いる私
忘れようと 泣いている
ガラスに映る この顔が

あなた迎えに 来てくれますか
こぼれないよに 想い出を
お酒うすめて のんでます
女ひとりじゃ 泊れない
海のホテルは 辛すぎて

あなた迎えに 来てくれますか
一度この手で 捨てたけど
今はさよなら したくない
女ごころの 漁り火か
恋はまよい火 海蛍


8.女の手毬唄

作詞:たかたかし
作曲:聖川湧

どこへ流れる この人と
胸の帯さえ 痩せてゆく
てんてん手毬 てん手毬
女は男の 手毬唄
あなたに抱かれて 夢をみて
故郷はなれて 転々…てん手毬

ついて行くのよ 泣かないで
母の涙の 声がする
てんてん手毬 てん手毬
女はこの世の 手毬唄
男の背中の 影を踏み
あの坂この坂 転々…てん手毬

風のたんぽぽ 目で追えば
そっとあなたが 肩を抱く
てんてん手毬 てん手毬
女の一生 手毬唄
苦労にからだを しならせて
しあわせ求めて 転々…てん手毬


9.あゝ人恋し

作詞:市川睦月
作曲:玉置浩二

こんな夕暮れは いつも思い出す
さざんかの咲く道で
独りで遊んだあの頃を
赤い夕日の 鏡の中に
こぼれて落ちる 月日の破片
誰かいて欲しい 背中抱いて欲しい
人はなぜ生まれ どこへ流れるの
こんな夕暮れ あゝ人恋し

こんな夜更けには 振り返ってしまう
足音を引きずって
あいつが帰ってくるようで
外は木枯らし 暗い夜空に
にじんで消えた 男と女
誰かいて欲しい 夢をわけて欲しい
人はめぐり逢い いつか別れても
こんな夜更けは あゝ人恋し

誰かいて欲しい 背中抱いて欲しい
人はなぜ生まれ どこへ流れるの
こんな夕暮れ あゝ人恋し
人はなぜ生まれ どこへ流れるの
こんな夕暮れ あゝ人恋し


10.人形